フォークリフトの走行操作について

フォークリフトの基本乗車と発進操作を覚えよう

フォークリフトの乗車方法は、左側から座席につきます。左手はアシストグリップ、右手は座席の背当を持って、乗降ステップに足をかけて乗車します。レバーやハンドルを持ったり、飛び乗りは非常に危険です。ここでは正しいフォークリフトの乗車方法、エンジン始動方法、走行姿勢、発進方法について解説していきます。

【目 次】

フォーク取付け間隔

フォークの取付け間隔は、横方向の安定を良くするためできるだけ広いほうが好ましいが積荷の状態、パレットの種類等により条件が異なるので、その都度できるだけ安全な位置まで移動して使用します。通常のパレット幅の2分の1以上、4分の3以下程度にするのが良いです。

乗車方法

左側から座席につきます。左手はアシストグリップ、右手は座席の背当を持って、乗降ステップに足をかけて乗車します。レバーやハンドルを持ったり、飛び乗りは怪我の原因となり非常に危険です。

1.運転席の左側に移動します

2.左手でアシストグリップを握ります

3.右手でドライバーシートの背当てを持ちます

4.乗車ステップに左足をかけます

5.タイミングを合わせて運転席に乗ります

 

発進前準備

乗車後は左手でハンドルノブを握り自分に合った位置にシート、ハンドル、ミラーを調整します。

【前進】
1.ドライバーシートの調整をします。足がブレーキペダルとアクセルペダルに届く位です。

2.ドライバーシートに深く座りシートベルトをします。

3.左手でハンドルノブを握ります。右手は右足の太ももの上に軽く置きます。原則、左手でハンドル操作を行います。

【後進】
1.右手でドライバーシートの右肘かけを握り、後ろを向きます。

エンジン始動

エンジン車の始動方法

1.前後進レバーの中立、駐車ブレーキを確認します。

2.スタータスイッチにキーを差し込みエンジンを始動します。暖気運転は冬季は5分~10分、夏季は3分~5分くらい必要です。

バッテリ車の始動方法

1.バッテリプラグを接続します。

2.前後進レバーの中立、駐車ブレーキを確認します。

3.キースイッチにキーを差し込み、OFFからONにします。

走行姿勢

  1. フォークを地上から5~10cm上げます。
  2. マストを6°以上後傾させます。(フォークの根元で15~20cm)

安全確認と発進

ダイレクト車

1.クラッチペダルを一杯に踏込みます。

2.変速レバーを低速、前後進レバーを前速にいれます。

3.指差呼称で周囲の安全を確認します。

4.駐車ブレーキを一杯にゆるめます。

5.徐々にアクセルペダルを踏込みながら、クラッチペダルを離します。

トルコン車

1.インチングペダルを一杯に踏み込みます。

2.前後進レバーを前進に入れます。

3.指差呼称で周囲の安全を確認します。

4.駐車ブレーキを一杯にゆるめます。

5.インチングペダルを離し、徐々にアクセルペダルを踏込みます。

リーチフォークリフト

1.指差呼称で周囲の安全を確認します。

2.ブレーキペダルを静かに踏込みます。

3.前進走行の場合、走行レバーを前方に倒します。

走行中の注意事項

1.乗車席以外の箇所に人を乗せてはいけません。

2.積荷が不安定だからといって、人を乗せて押さえさせて走行しないでください。

3.人を同乗させたり、ウエイトの代わりをさせないでください。

4.稼働する場所に応じて、決められた制限速度を守り、安全速度を心掛けるようにしてください。

5.急発進・急旋回・急ブレーキ・急激なマスト操作の操作は、荷物を放り出したり、転倒する恐れがあります。

6.見通しの悪い場所、狭い通路の出入り口は一旦停止し、周囲の安全(指差呼称)を確認してください。

7.交差点、見通しの悪い場所、危険と思われる場所での追い越しは避けてください。

8.他の車両とすれ違う場合は、減速し安全な方向へ移動すること。

9.進行方向をしっかり見て走行してください。

10.積荷走行時、前方視界が悪いときは、後進で走行するか、誘導者の指示により走行してください。

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