旋回走行と坂道走行について

旋回走行と坂道走行の運転の仕方を覚えよう

フォークリフトは、前輪駆動で後輪が舵取りであるため、特に小回り性を強く求められます。これにより、タイヤの切れ角度がトラックの2倍の切れ角があります。
自動車と同じつもりで旋回しようと急にハンドルを切るなどすると、後輪が外側へ大きく回り、思わぬ災害を起こすことに繋がります。ですから、フォークリフトの性能を理解した上で運転することが大切です。

また坂道での空荷と積荷の状態では、フォークリフトの走行の向きも違ってきます。ここでは旋回走行と坂道走行のやり方と注意点について解説していきます。

【目 次】

フォークリフトの旋回走行について

自動車とフォークリフトの小回り性の違い

フォークリフトは、前輪駆動で後輪が舵取りであるため、特に小回り性を強く求められます。これにより、タイヤの切れ角度が

自動車…内側角度 40°〜45°/外側角度 30°〜40°

フォークリフト…内側角度 75°〜80°/外側角度 50°〜55°

となっており、トラックの2倍の切れ角があります。

また、ステアリングにはパワーステアリング装備がほとんど基準となっており、ハンドル操作が容易です。そのため、自動車と同じつもりで旋回しようと急にハンドルを切るなどすると、後輪が外側へ大きく回り、思わぬ災害を起こすことに繋がります。

旋回走行時の注意事項

1.フォークを高く上げたまま旋回すると、転倒事故を起こすのでしてはいけません。

2.高速で旋回すると、転倒事故を起こしたり、荷物を放り出して周囲の人を荷物で怪我をさせることになります。

3.旋回するとき、車両後部が建物の壁や周囲の人に接触したり、激突する事故が増加してきているので、十分に注意することが必要になります。

フォークリフトの坂道走行について

登り坂や坂道走行時の注意事項

1.上り坂では一旦停止してフォークやパレットが路面に接触したり、刺さらないよう高さを調整するようにしましょう。

2.上り坂での頂上は見通しが悪いので徐行するようにしましょう。

3.坂道では傾斜面に沿って、横切ったり、旋回すると車両の転倒事故につながるので絶対しないようにしましょう。

積荷と空荷での坂道走行のやり方

1.荷物を積んで坂道を走行する場合は、上りは前進で、下りは後進で、かつ、エンジンブレーキを使用します。

 

2.空荷で急な坂道を走行する場合は、上りは後進で、下りは前進で、かつエンジンブレーキを使用します。

 

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