フォークリフトの各部名称と操作方法ついて

リーチ式フォークリフトの各部名称と操作方法を覚えよう

フォークリフト各部位の構造並びに名称は、各メーカーにより多少異なることもありますが、ここではニチユ製プラッター80型(FBR9N/10N/12N・FBR10/12/14/15/16/18・FBR20/25/30)を例にして解説してきます。

【目 次】

  • リーチ式フォークリフトの各部名称と操作方法
  • -(1)エマージェンシボタン
  • -(2)ホーンボタン
  • -(3)前照灯スイッチ
  • -(4)方向指示灯スイッチ
  • -(5)リフトレバー
  • -(6)ティルトレバー
  • -(7)リーチレバー
  • -(8)走行コントロールレバー
  • -(9)ステアリングハンドルノブ/(10)ステアリングハンドル
  • -(11)ボディクッション
  • -(12)キースイッチ
  • -(13)ブレーキペダル
  • -(14)プレゼンスペダル
  • 自社のサポートサービスのご紹介

各部名称と操作法相

(1)エマージェンシボタン

非常時にボタンを押し込んでください。電源が切れ、すべての操作が停止します。ボタンを時計回りに回すとボタンは元の状態に戻り、停止は解除されます。

 

※緊急時以外は使用しないでください。

※ボタンが押されると同時にステアリングハンドル操作も効かなくなりますので、走行中などは危険な状態になる可能性があります。

(2)ホーンボタン

ボタンを押すとホーンが鳴ります。

(3)前照灯スイッチ

スイッチを投入すると、前照灯が点灯します。

(4)方向指示灯スイッチ

車両の進行方向を知らせるためのスイッチです。

スイッチを右に倒すと右側、左に倒すと左側の方向指示灯が点滅します。

(5)リフトレバー

レバーを後(手前)へ引く:フォーク=上昇

レバーを前(前方)へ押す:フォーク=下降

※積荷を急降下、急停止させないでください。

●補足

レバーの加減によりリフト速度が変えられます。急激に操作しないでください。リフトレバーを引いたままキースイッチをONにしてもリフト動作はできません。

(6)ティルトレバー

レバーを後(手前)へ引く:フォーク=後傾

レバーを前(前方)へ押す:フォーク=前傾

 

●補足

レバーの加減により作業に適した速度が得られます。急激に操作しないでください。ティルトレバーを引いたままキースイッチをONにしてもティルト動作はできません

(7)リーチレバー

レバーを後(手前)へ引く:マスト=後進

レバーを前(前方)へ押す:マスト=前進

 

●補足

レバーの加減により作業に適した速度が得られます。急激に操作しないでください。リーチレバーを引いたままキースイッチをONにしてもリーチ動作はできません。

(8)走行コントロールレバー

車両の前後進とスピードを指示します。

前進する時:レバーを前に倒す。

後進する時:レバーを後ろに倒す。

※走行コントロールレバーを一気に倒し急発進、急加速はしないでください。

●補足

  • 走行コントロールレバーの倒し加減で速度が変わります。
  • 走行コントロールレバーを離すと自動的に中立の位置に戻ります。
  • 走行コントロールレバーを進行方向と逆に操作すると電機ブレーキがかかります。
  • コントロールレバーを傾けたままキースイッチを「ON」しても走行しません。

(9)ステアリングハンドルノブ

(10)ステアリングハンドル

ステアリングハンドル操作は、左手でステアリングハンドルノブを握り、右手は走行コントロールレバーに軽くそえる。

※電気パワーステアリングが標準装備です。

(11)ボディクッション

運転される方の体格に応じて一番運転し易い位置に調整できます。調整範囲は上下に60mmです。

(12)キースイッチ

「OFF」:キーを抜き差しする位置です。

「ON」:起動準備の位置です。(「OFF」位置から右へ1段階回します。)

「スタート」:パワーオンの位置です。(「ON」位置からさらに右へ1段階回します。)ディスプレイが点灯し、起動準備が完了します。キーから手を離すと、「ON」位置に戻ります。

●オートパワーオフ機能について

15分間、走行・油圧操作をしなければ、自動的に電源がOFFされます。再度ONにするには、キーを「スタート」位置まで回します

(13)ブレーキペダル

ブレーキペダルを踏んでブレーキが開放されると同時に、走行回路が繋がります。また、放せばブレーキペダルは戻り、ブレーキが効くと同時に走行回路を自動的に遮断します。(デッドマンブレーキ式)

(14)プレゼンスペダル

運転者がプレゼンスペダルを踏んでいなければ、走行・荷役作業ができないシステムです。車両の稼働中に運転者が運転席から離れると、モニターマークが点灯し、運転者に予告します。

約2秒間その状態が続くと、ブザーが鳴りインタロック機構が作動し、走行・荷役動作を停止します。

※2秒以内に運転席に正しく乗り直せばインタロックは作動せずに、走行・荷役作業を続けることが可能です。

※インタロックが作動し、走行・荷役動作が停止した場合は一旦操作を中断し、運転席に正しく乗った状態で再度操作を開始してください。

●補足

走行中にインタロックが作動した場合でも、強制的にブレーキがかかる訳ではなく、走行速度に応じて惰行します。登坂時に作動した場合は車両がずり下がります。

相談できる業種・場所

ご自身でできるトラブルの解決は多岐に渡るので、限界な部分もあるかと思います。まずは購入先のフォークリフト販売店にご相談下さい。通常、所在地や連絡先は保証書の裏面に記載されています。
保証期間が過ぎてしまっている場合は、フォークリフト専門会社でしたら必ず資格を有する整備士が在籍しておりますので、点検に関することはプロに相談するのがベストです。

 

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